オーバーブッキングが原因で、さらにもう1泊 - 海外旅行ガイドブックのお仕事

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オーバーブッキングが原因で、さらにもう1泊

Posted at 08/03/20 Trackback(0)»

オーバーブッキング、されたらどうなる? 第2章」からの続きです。オーバーブッキングのせいで日本を1日遅れで出発したその後です。

成田から約11時間半、そんなこんなでアメリカ南部のとある都市に到着しました(アメリカ系の航空会社というだけで、あえて航空会社名は控えております。都市名でも航空会社がだいたいわかりますから…)。この時の僕の目的地ではアメリカ合衆国ではなく、この地で飛行機を乗り継いでさらに南米へ(フライト時間は10時間ほど)行くものでした。

しかしながら、タイトルの通り、すんなりとは乗継ぎさせてくれませんでした。



アメリカでは乗り継ぎだけでも入国審査

乗り継ぎだけでも、アメリカの場合は一旦アメリカの入国審査をしなければなりません(僕の経験上ではすべてそうでした)。ものすごく酒臭いオッサンが僕の真後ろに並んでいて、ちょうど僕の頭にオッサンの息がかかるので気持ち悪い。しかも並んだ列の職員の仕事効率がものすごく悪く列はなかなか進まず、「なんで用もないのにアメリカの入国手続きさせるんだ!」とプリプリしておりました。

入国審査が終ると、成田のチェックイン時に預けた荷物を一旦受け取り、到着ロビーに出てから再び機内預け荷物を預け、手荷物検査を受け…。本当に非効率きわまりないって感じです。

それら無駄な手続きが終ると、次のフライトまで約5時間。アメリカに到着したのは午前9時頃で、その後手続きなどで11時頃になっていたのだと思います。次のフライトは16時頃だったはずです。なお、ここから先はより臨場感が伝わるのではないかと思い、当日の日記をほぼそのままに紹介させていただきます。

オーバーブッキングのその後、日記です

フライトまで5時間近く何もやるべきこと、行くべきところはなかった。出発案内ボードを見ても、目的地の都市行きは見当たらない。まだ時問があるから仕方ないのだが。何か食べるにも腹は減っていなかったし、ビールでも飲んで時間を潰そうかとも思ったが、それほど飲みたい気分でもなかった。それより疲れていた。ベンチに座っていると眠くなり、やがて寝てしまった。

一度起きてまた寝て起きると出発の2時間前ぐらいになっていた。ゲート番号が表示されていたが、「now bording」などが書かれる欄に「a8:00」と書かれていた。そのゲートへ行ってみると、そこに表示されている行き先は目的地の都市ではなかった。よく理解できないので、そこにいた黒人のにいちゃんに聞いてみると、フライトはキャンセルで明日の朝に振り替えになった、詳しいことはゲート45にいるフライトアテンダントに聞いてくれと言われる。a8:00と書いてあったのは、明日の午前8時に振り替えになったということか?と。

そのにいちゃんが言ったところへ行ってみるが、それらしきはなく、代わりに案内所があったのでそこで聞いてみる。案内所のおやじは、まずそのフライトはキャンセルになったと言い、出発ゲートへ行ってみろと言う。行ったが何もなかったと答えると、じゃあ出発ロビーを出て当該航空会社のチェックイン・カウンターで聞いてみろと言われる。たらい回しだ。

エコノミークラスの列は込んでいたので、ファーストクラスのカウンターに並ぶ(係員に「そこに並んでるけど、ここファーストクラスの列ですよ」と言われた)。搭乗券を見せ、フライトはどうなったのかと尋ねるとやはり明日の朝に変更らしい。手慣れた感じにシェラトン・ホテルの宿泊バウチャーと食事券(15ドル分)を渡され、荷物は受け取れないのか聞くと、歯ブラシやブラシ、マウスウォッシュ、アイマスク、脇の下の消臭剤などが入ったお泊まりセットのようなものをくれた。やれやれ、また宿泊バウチャーだ。

アメリカで1泊決定。で…

言われたように階下へ行き、航空会社のバスに乗り込んだ。黒人の運転手は絵本のようなものを読んでいて、なかなか出発しなかった。やがて東洋人の高校生ぐらいの女の子が乗ってきた。持っている本がJTBの外国語会話のヤツだとわかった。そしてその後白人の女性3人が乗ってくる。バスは出発した。運行中、白人の女性達は日本人の女性に話し掛けていたが内容まではわからなかった。ホテルに到着。

シェラトンとはいえ、内装はそれほど立派ではなかった。チェックインの列に並んでいると、前出の白人女性が僕に日本語がわかるか聞いてきた。日本人だと答えると、日本人らしき女性が具合が悪いということ、そして彼女は僕がこれから行こうとしている都市に留学しているお姉さんに会いにいくところで、お姉さんに電話したいようなのだが、彼女は英語がほとんどできないので手伝だってあげてほしいと言われる。日本人女性と話してみると、高校生で初の海外旅行、しかも初の飛行機で気持ちが悪くなったという。

ホテルの女性スタッフも加わり、コーリングカード10ドルを買えばそのスタッフが部屋まで行って電話を掛けるのを手伝だってあげるということになる。僕は間に入り通訳役をこなす。日本人女性にその旨を伝え、彼女は10ドルを支払う。

僕がチェックイン手続きをしている間、話題は食事のことに変わっていた。彼女いわくお腹は空いているのだが気分があまりすぐれないと。ホテルの人がスープとかそういうものも用意できるがと言い、彼女もスープがちょうどピッタリかも、と納得。僕はホテルのスタッフに、スープを彼女の部屋に持って行ってくれないかと頼む。

あとはホテルの人が彼女の部屋へ電話の掛け方を教えに行き、ついでにタ食も持っていくということで決着する。一応、僕の部屋番号をホテルの女性に教え、自分の部屋に向かう。他の女性達は皆9階だったが、僕だけ3階だった。

何とも長い1日に

部屋に入ってからしばらくして、すべて事がうまく進んだか彼女の部屋に電話を入れてみたが出なかったので、もう寝たのだろと思い、それから食事に行く。バウチャーにはどこで使えるかなどな書いてなかったので適当にレストランらしきで聞いてみると、ここ(カフェテリア風)か隣のスポーツバーでもどちらでも使えて、どちらも同じメニューだと言れれ、スポーツバーをのぞくとMLBの中継をやっていたのでそちらにする。なんとよく見ると石井一が投げていた。

チキン・サンドとビールを注文。ビールはバウチャー対象外と言われる(知っていたけど)。ビールはドラフトと言ったんだが瓶ビールだった。チキンサンドは旨いはずもなく、ビールも旨くない。すると、さっき手助けをしてくれていたホテルの女性スタッフがやって来て、ビールを飲める年齢なんだと言い(もう30過ぎているんですが…)、お礼に1本出しますとカウンターのブ口ンドのおばちゃんに頼む。僕は礼を言い、また野球観戦に戻る。

2本目のビールを飲んでいると、先ほどのホテルの女性が来て、日本人女性に電話をしてモー二ングコールが必要かと聞いてくれと来た。店の入ロの電話を使って掛ける。5時に起こしてほしいとのこと。それが終ると、ホテルの女性は僕に店の店長らしきを紹介し、店長らしきは「好きなだけ飲んでいくといい」と言い、黄色いドりンク券を3枚くれた。ビールをもう1本もらい部屋に戻った。0時ぐらいだろうか、寝た。
※翌日、僕は彼女と同じ飛行機で、彼女が無事お姉さんに会うところまで見届けました。




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9年間、海外旅行ガイドブック取材の仕事をしてきた著者が、その仕事内容や本には書かなかった話、海外旅行のノウハウなどを紹介しています。


著者:jnhppp

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東京生まれの40代(になってしまったw)。仕事情報誌でたまたま見つけたガイドブック編集会社に入社。以後、同業界に携わる。2006年に別業種に転職。

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