ガイドブック取材初日の日記を公開 - 海外旅行ガイドブックのお仕事

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ガイドブック取材初日の日記を公開

Posted at 07/11/17 Trackback(0)»

前回は、ガイドブック取材の初日の心境といいますか、そんなことを書きました。なんだか言い訳じみた感じで、あとから読み直していると、「ナニ甘いこと言ってやがるんだ!」と突っ込みの声が聞こえてきそうです。

しかしながら、それに懲りず、せっかくなので今回はある取材の初日(いや、実際には地球の裏側まで行き、さらには乗り継ぎの飛行機がフライトキャンセルになったため3日目)の日誌に若干手を加えたものを紹介しようかと思います。興味がおありの方はご一読ください。

ちなみに、チリの首都、サンチアゴでのことです。



『時差の影響で3時頃に目が覚めるもまた寝る。
6時半頃起き、風呂に入り、荷物の整理をする。外はまだ真っ暗で、逆にまだ仕事しなくていいんだとホッとする。それから経費をPDAのエクセルに付け、昨日の機内からの日記を書く。その間に明るくなり、もう8時半になろうとしている。

朝食へ行く。その前に、力ギを忘れて部屋を出てしまい、ちょうど工レべーター前の部屋で油を売っていたルームメイドがいたので開けてもらう。掃除はいいのかと聞くので、朝食に行くだけだと伝える。食事はビュッフェスタイルで、サーモンやらサラミをたくさん取る。イチゴジュースが旨かった。紅茶のお湯をもらうと、水差しの取っ手に紙ナプキンを巻いて持ってきて熱いからと言われる。たしかにムチャクチャ熱かった。

朝食を終えてから、部屋に戻る前に外に出てみた。雨が降っていて寒かった。この頃にはやや明るくなっていたと思う。部屋に戻る。今日の予定表を見てみる。(日本人経営の旅行会社の)●●さんにまず電話をする予定だったが、(アメリカでの乗り継ぎ便がフライトキャンセルになり、予定がずれた影響で)この日は日曜だったのでオフィスは休み。明後日予定していたワイナリーツアーを前倒しするかと考える。そんなこんなで、部屋を出たのは11時になってから。

まず、ホテルのフロントでワイナリーツアーについて聞くとコンシェルジュで聞いてくれと言われる。わかっているけど、そこに人がいなかったのだもの。担当者は団体の見送りをしていた。やがて戻って来たので聞く。1日ツアーと半日ツアーがあり、それぞれ30ドルと25ドルだとのこと。考えさせてくれと言いホテルを出る。

まだ小雨が降っていた。まずは近場のインターコンチネンタルへホテル取材に行き、戻って地下鉄に乗り(ATMで自分用の金をキャッシングする)、Baquedano駅へ。クラウンプリンスを探し、ホテルニッポンへ。ホテルニッポンという名前のわりに、日本語が通じるわけではなかった。

そこを出て、前回取材時(僕じゃない人が取材している)には閉館していたサンティアゴ考古学博物館を探す。読者投稿で再び開館したと書いてあったのだが、地図に載っていないため見つからず。それより前に、(ガイドブックで紹介している)リビエラホテルがあったので取材。今回の取材で初の英語の通じないホテルだった。つたないスペイン語で取材。それからついでに近場にあるフォレスタホテルを取材。ここも英語不可。部屋を見せてほしいと言うが、満室のよう。

で再び考古学博物館を探し、気付くとまたクラウンプリンスの前に出てしまった。それからまた探すとようやく読者投稿に書いてあるような場所を見つける。ただ、考古学博物館ではなくアートミュージアムだった。入って聞いてみた。案内係は英語はちょっとできると言った。考古学博物館はもうないとのこと。入場無料だったのでアートミュージアムを見ることに。日本の小説の一文やら、ひらがなの「や」、ナスカの絵などをモチーフにしたアートもあった。

そこを出て地下鉄に乗りユースホステル(ホステリング・インターナショナルという名称)のあるLos Heroes駅へ。ホステリング・インターナショナル周辺は、ちょっと雰囲気がよろしくなかった。小さい子供が金をせびりに来て、無視をしていると、多分悪口を言ったのだと思う、背後で何かわめいていた。

ホステリング・インターナショナルに入る。スタッフはパソコンにかかりきり。キリが良くなってから対応するのかと思いきや、その気配もない。こちらから話すと、面倒くさそうにそこにタリフ(料金表)が貼ってあるだろみたいに言われる。腹の立つヤツだった。

また同駅に戻り、一つ隣のLa Moneda駅へ。そんなに腹が減ったわけではないが、バーガーキングがあり疲れたので入る。ワッパーのセットにする。エンパナダスもご一緒にいかがですかと聞かれるが断る。日本のマクドナルドかなんかの接客のようである。

それから高級感溢れるカレラホテルへ行き、英語がかろうじて通じるパナメリナーノへ。駅に戻って地下鉄に乗ろうかと思っていたが、地図中の距離が思っていたほどないので歩く。アメリカン航空で営業時間などをチェック。プレコロンビア芸術博物館へ行く手前で、自分が今回取材しているガイドブックを持った日本人カップルとすれ違った。前回の取材からは2年が経っているので、いろいろ変っているところがあり申し訳ない、と感じるも素通り。

昨日寄った空港からのバスで立ち寄ったCity Hotelを見つけ、Paseo Ahumada通りあたリで祭りのようなものをやっているのに出くわす。周辺に出ていた露店の写真を撮る。それから大道芸人やら馬に乗った警官を見つつ、リベルタドールホテルへ。苦虫なかみつぶしたような顔のオヤジがレセプションをやっていて、料金を聞くとたしかボードを見ろと指示した。そんな客商売でよいのか?って感じ。

そこを出て、いや、そこの前後にサンフランシスコ教会の写真を撮った。次いて、高級感漂うプラザサンフランシスコホテル。入ろうとすると門衛らしきオヤジに止められるが、「レセプションはどこ?」と英語で聞くと、「おお、外国人でしたか」、と態度が一変して入れてくれる。ホテルの対応は5つ星な感じ。ブローシャー(ホテルのパンフレット)をくださいと言うと、スタッフ総出で探していた。

次に訪れるべガスはセンスのいいプチホテル風。フロントのおばちゃんは英語を話し、ブローシャーのスペイン語を教えてくれた(プロスペクトと言うらしい)。

地図が正確でなく次のレジデンシアル・ロンドレスを探すのに手間が掛かる。入ロはオートロックで、2階に上がるとそこは天井が高く、安ホテルながらいい感じであった。フロントは英語はできないが親切なおじさんだった。(どうでもいいけど、これを書いている翌日23時頃、隣の部屋のあえぎ声がうるさい。女だけでなく男も)。

道を渡って旧市街最後の宿ガレリアスに。改装中だった。外の看板に(最高級ランクのホテルを意味する)5つ星が表示されているのだが、レセプションは英語を話せないし、ホテルパンフレットを見ると、3つ星に星のシールが1つ貼られて4つ星になっていた。本当は3つ星なんじゃないのかと疑わしい。

徒歩圏内にある旅行会社の場所を確認しようと思ったが、日没も近かったので、この日の物件取材を終える。その後歩き周り、ブラジル大使館、国立劇場などの場所を確認。地図チェック作業である。一方ヴァリグ・ブラジル航空やランチリ航空のオフィスは見当たらず。

スーパーがあったので入る。ワインを買おうと思い、ワインオープナーは売っているかと入ロの店員に聞くがないとのことなのでスパークリングワインとビール、あとコカライトを買う。スパークリングワインは超格安。300円程度だった。サラミなどつまみもと思ったが、パックになっているのはなく、計り売りみたいになるのでよす。しかし、どういう訳か、南米のスーパーなどでは、ワインがやたらめったら数が売られているのに、ワインオープナーが見つからないことがほとんどだった。

アルマス広場に出て読者投稿にあった日本人経営のネットカフェとやらを探す。アルマス広場には多くの人出があり、似顔絵屋やら占い屋やら、記念撮影屋やらが出ていた。読者投稿には、店の場所は広場の北西角とあったので、その辺を中心に歩く。ネットカフェはいくつもあったが、それらしきは見当たらない。何往復もし、人に聞いたものの見つからず。

ホテルに戻ることに。スパークリングワインなどでカバンがとっても重くなっていた。それらを部屋に置き、コンシェルジュへ。朝に尋ねたのと同じ人だと思ったのだが、翌日午後の(ワイナリーツアー)を予約してくれと言うが伝わらない。きっと違う人だったのだろう。いちから説明し電話をしてもらうと、希望のツアーは人数が揃わないのでチャーターになるとのこと。午前中なら0Kだそうが、運転手はスペイン語しか話せないというのでよす。僕のスペイン語は片言程度なので、英語で説明してもらわないことには困ってしまうのだ。

ココ・ロコ辺りにタ食に行く。この周辺には4軒、ガイドブックで紹介しているレストランがあるが、一番賑わっていたヘレフォードグリルに入る。店員は英語を話した。飲み物は、と聞かれ、アグア(水)と言う。この取材中は、タ食に酒を飲まないことにしたのだ。それでも、グラスワインでもいるかと尋ねられると心がグラつくが、断る。チリアン・サラダ(トマトのサラダ)とヒレ肉ステーキを食ベる。2度目の南米だが、アルゼンチンにしろチリにしろやっぱり肉は旨かった。他にテーブルから英語での会話が聞こえてきた。なんだか安心する。まだ環境に慣れていないのだ。

ホテルに戻り、靴が濡れて臭くなっていたので中じきを洗い(風呂ついでに)、本体のほうはアメリカン航空でもらったお泊りセットにワキに塗るデオドラントが入っていたのでそれを塗った。スパークリングワインを開け飲む。当日分の日記を書こうと思ったが、あまりの眠さにダウン。21時頃だと思う。』




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9年間、海外旅行ガイドブック取材の仕事をしてきた著者が、その仕事内容や本には書かなかった話、海外旅行のノウハウなどを紹介しています。


著者:jnhppp

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東京生まれの40代(になってしまったw)。仕事情報誌でたまたま見つけたガイドブック編集会社に入社。以後、同業界に携わる。2006年に別業種に転職。

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