Posted at 08/03/28 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
ものすごく引っ張って終った前回「“ウルルン滞在記”的番組の裏話を思い出し…」の続きです。南太平洋のとある島国でのお話です。
ウルルンでの旅人は、当時はまだお笑い芸人として活躍していた2人組の片割れです。お笑い芸人とはいえ、汚れ役はしない半アイドル的なコンビだったそうです(あんまり詳しくはないんですが、wikiを見る限りそう書いてました。すでに解散しているようです)。
まあ、普通のお笑い芸人なら喜んでペニスサックをしそうものですが、そういう立場ではない芸人だということです。
後に僕も世話になった現地コーディネーターの方は、撮影スタッフを世話して、取材期間中ずっとその村から車で30~40分ほどのコテージ風ホテルに滞在していたのだそうです。期間については忘れましたが、日中は村に撮影をしに、夜間はホテルで寝泊まりを繰り返していたのだそう(その一見リゾートホテル風で、ダニにやられたと言っていました)。
一方で、取材の間そのお笑い芸人はどうしていたかというと、たまにシャワーを浴びるなどしにスタッフとともにホテルへ戻る以外は、夜間もちゃんとその村に宿泊をし、ほとんどをその村で過ごしたのだそうです(裏話というタイトルから、どんな手抜きをしていたのかを期待されていたなら残念ながら…)。
僕も村に行った際に家の中を見せてもらいましたが、もちろんベッドなんかない、土むき出しの床の家です。そこでどのように寝泊まりしていたか(寝袋を用意していたのか、はたまた屋外にテントを張ってそこで過ごしたか)は知りませんが、とにかくそれ相応にホームステイ的なことはやっているんだな、と感心した次第でした。
ただ、感心しましたという感想のために2話にわたり引っ張ったわけではありません。これは“ウルルン”でと言っているわけではありませんが、この国の別の島で同じようにプリミティブ(差別的な訳ではなく“昔ながら”)な生活をしている村があるのですが、この村の伝統的行事は頻繁に各国メディアに取り上げられるほどの有名なもので、もしかすると皆さんもご覧になっているかもしれません(その昔の“なるほどザワールド”や“世界不思議発見”などで)。
テレビでの取材となると、カメラがプライバシーまで映し出し、時には長期間にわたって密着などをすることもあります。そんな場合はもちろん無料でという訳にはいきません(テレビ的には村の人たちの親切で世話してもらっている風に放映しますが)から、村長さん等、村の有力者にある程度の謝礼を出す訳です。
そこでまた、この国のコーディネーターさんから聞いた話というところに戻る訳ですが、その有名な伝統行事をする村では、テレビ局の取材による謝礼だけで、村民が年間まったく働く必要がないほどの収入を得ているのだそうです。テレビ局に買ってもらったのでしょう四輪駆動車を乗り回し、ほぼ伝統行事をするだけの生活になってしまっているのだとか。その伝統文化が存続するという意味ではいいことかもしれませんし、働かないで遊んで暮らせる彼らにとっても幸せなことなんでしょうが。
世界の秘境を家にいながらテレビで見られる時代、その秘境がテレビで映し出されるごとに、1つの秘境が本当の秘境ではなくなってしまっているという現実を知らされた、というお話でした。僕が、そしてウルルンが約10年前に訪れたその村は、今はどうなっているのやら。。。
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