Posted at 06/10/09 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
ジャガッドと別れて、翌日からキャンディの北、文化三角地帯と呼ばれる中北部の遺跡巡りです。前述もしてますが、運転手兼ガイドを雇っての2泊3日の行程でした。このガイド氏との出会いも、またスリランカ的でした。
コロンボからキャンディに鉄道で移動していた時のこと。僕は車内でキャンディについての予習をしていました。すると、僕の隣で道中ずっと本を読んでいた20代の男性が、この先に右側にものすごく景色がいい所があるよ、って教えてくれたんです。この人は、コロンボ駅内の旅行会社で働いている人で、キャンディで泊まるならいいところを紹介するよ、と自分の義理の兄弟がやっているゲストハウスを教えてくれました。で、このゲストハウスの傘下の個人ドライバー兼ガイドが、この時のガイドでした。このガイド氏には、その数日前にキャンディ周辺を案内してもらっていて、僕のその後の予定を話すと、ぜひ自分に案内させてくれと申し出てきていたのでした。
まあ、でもこのガイド氏は今回の主役ではないので(以前にも、「スリランカ、宿の少年が涙を流したワケ」でチョイ役で出ています)さておき、2泊3日のツアーを終え、僕は単独でアヌラーダプラという2500年以上前のスリランカの都があった町へ移動。そこと近郊のミヒンタレーに3泊を費やした後、南下してクルネーガラという町へ移動します。この町では、丸1日、近郊の遺跡へ取材に出るのと、この町自体の取材に半日は要します。
アヌラーダプラでの最終日が遅くなったため、クルーネガラに到着したのは夕方過ぎになっていましました。つまり、クルーネガラの取材をジャガッドとの約束の日に行わなくてはならなくなりました。
で、当日。朝早くから取材をはじめたのですが、道が大きく変っていたり、いくつかのホテルやレストランがなくなっていたことで、思いの外時間がかかりました。前にもどこかで書いたと思うのですが、ガイドブックの改訂は毎年もしくは2年に1度やっているとはいえ、その度に紹介している町のすべてに訪れるわけではありません。観光の主要な町ならば取材の度に取材をしますが、そうではないマイナーな町の場合、数年取材をしていない場合もあるのです。この町も、そのマイナーな町のひとつでした。
さらに困ったことに、スリランカでは観光案内所などが発行する新しい地図というのがほとんどないんです。どこへ行ってもマイナーな町の最新地図というのは存在しない。そのため、道がどのように新しくなったか、自分の足で確認しなくてはならないのです。
ようやくクルーネガラのチェックを終え、バスターミナルへ急ぎました。まだ、キャンディ行きのバスがありました。でも、キャンディに着くのは日が暮れる頃かそれ以降になりそうでした。ジャガッドの電話番号は知りませんし(もちろん携帯電話などで連絡はできません)、彼と待ち合わせをしたのは、最初に会った観光案内所の前でしたが、そこももう閉まっている時間でした。とにかく行くしかないんです。
2時間後、僕は約束の場所へたどり着きました。辺りは薄暗くなっていました。観光客の姿もあまりなくなっているなか、ジャガッドはそこにいました。何時間待っていたのか、と聞いてみたものの、昼過ぎからだったかな、彼は涼しく言いました。泊まるところも決まっていなかったので、彼の案内でその近くの宿にチェックインしました。
戻ってくるか保証もないのに、半日以上待っていてくれた彼に感謝です。これがスリランカ的親切さということで、お後が宜しいようで。
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